ミステリアスな魅力を持つ人気バンド「amazarashi」
その楽曲は全ての作詞作曲を務めるフロントマン・秋田ひろむのリアルな人生の記録でもあると言われています。
たくさんのamazarashiの曲の中でも、最も秋田ひろむのリアルな想いが詰まっていると言われているのが「ひろ」です。
多くの人の心を動かし、名曲中の名曲と言われている「ひろ」とはどんな曲なのでしょうか?
気になるので調べてみました。
amazarashiの「ひろ」は名曲であり、秋田ひろむのストレートな歌詞に心が痛くなるとのコメントも多くみられます。amazarashiを知るうえで大切な一曲ですね。
amazarashiの名曲「ひろ」は実話!
amazarashiの数々の曲の中でも名曲と言われる「ひろ」は、フルアルバム「夕日信仰ヒガシズム」に収録されています。
この名バラードは中島美嘉さんがカバーしたほか、YouTubeのamazarashiの公式アカウントで弾き語りライブの映像が公開されています。
ここから耳にしたことのある人も多いと思われます。
この「ひろ」は、amazarasiのメインキャストである秋田ひろむの友人で、昔のバンド仲間「ひろ」に向けた手紙のような楽曲です。
秋田ひろむの「ひろ」ではなく、別人の友人ということです。
この「ひろ」は簡単に言うと、不良です。
しかしドラムの腕は確かで、人柄もよく人気者でした。
そんな「ひろ」は、19歳で亡くなっています。
死因などの詳しいことは明らかにされていません。
友人の死に直面して、何を感じたか。
この「ひろ」という歌は秋田ひろむの表現力の極致でもあると言われています。
amazarashiの名曲「ひろ」が伝えたかったこと
「ひろ お前に話したい事が 山ほどあるんだ聞いてくれるか?」
曲はこんなメッセージから始まります。
終始、ひろに語り掛けるような手紙のような文体が特徴です。
「何度も挫けそうになった事」を思い返したり、「お前の好きだったセブンスターを吸うのも肩身が狭くなった」と語り、彼女に禁煙を勧められて困ったことなど。
亡き友に、秋田は今の生活を伝え、想いを吐露しています。
このメッセージから、今でもファンは様々な考察や感想をSNSなどでアップしています。
amazarashiの名曲「ひろ」への考察いろいろ
「ひろ」には様々な考察がありますが、共通しているのは以下のようなことです。
穏やかな背後霊?
緩やかなメロディーからはじまる“ひろ”ですが、心情を吐露する秋田とは対照的に、楽曲の中心人物であるはずの「ひろ」への記述はほとんどありません。
言動はもちろんなのですが、風貌や人物像に至るまでその一切は描かれていません。
しかし、秋田と共に上京してバンドメンバーとして苦楽を共にするはずだった、ということは想像がつきます。
さらに、当時19歳の「ひろ」という人間はもうこの世にはいなく、姿が19歳で止まっていることもわかります。
以前、秋田はライブのMCでひろのことを「あの夜からずっと、背後霊が僕を見張っています」と語っていました。
これに象徴される通り、「ひろ」は今でも秋田を精神的に支え続けています。
ひろへのメッセージ
おだやかなバラードであるこの曲ですが、ラストのサビに至る前、天国の「ひろ」に届けるかのように熱を帯びるフレーズがあります。
「こんな風にかっこ悪い大人になってしまったよ」
「だらしのない人間になってしまったよ」
「お前が見たら絶対 絶対 許さないだろう?」
などと絶叫するように歌い上げる秋田のメッセージ。
この絶唱は、天国で見守る「ひろ」に対してのせいいっぱいの追悼です。
同時に「ずっと秋田、そしてamazarashiを見守ってほしい」という宣言に感じられます。
このフレーズを聞いたファンたちは胸が締め付けられ、涙する人も多いと言われています。
これこそアンセム
秋田さんは、19歳で上京して全国アーティストの道を歩みだしました。
同じく19歳で時が止まってしまったのが「ひろ」です。
最後のフレーズは「僕は歌うよ 変わらずに19歳のまま」です。
19歳の時から長く活動を続け、全国的ミュージシャンになる夢を実現させた秋田。
その彼が歌い続ける、歌い続けなければならない。
この曲はamazarashiの「アンセム」であると多くの人が考察しています。
まとめ
amazarashiの名曲「ひろ」は、フルアルバム「夕日信仰ヒガシズム」に収録されています。
アルバム収録曲ですが、中島美嘉さんがカバーしたり、YouTubeのライブの映像で有名です。
ここから耳にしたことのある人も多いと思われます。
この「ひろ」は、amazarashiのメインキャストである秋田ひろむの友人ですが、19歳の時に亡くなっています。
その彼を想い、同じ夢を追いかけた仲間に対しての強く熱い思いがこの曲には詰まっています。
そんな想いが、ファンにとっても響き、名曲として語られているのだと思います。
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