日本のロックシーンにおいて、ひときわ異彩を放つ存在といえば「MAN WITH A MISSION(マンウィズ)」。
狼のマスクを被った謎めいたビジュアル、そしてロック・ミクスチャーを基調にしながらもエレクトロやヒップホップまでを自在に取り入れるその音楽性で、多くのファンを魅了し続けています。
しかし、マンウィズというバンド名の由来や、結成の背景、そしてメンバー同士の出会いには意外と知られていないエピソードがたくさんあります。
こちらはそんなMAN WITH A MISSIONについて、名前の由来から結成秘話、そしてメンバー同士の出会いまで、じっくりと掘り下げてご紹介します。

公式設定と現実のバンドヒストリー、両方の側面からその魅力に迫ってみます!
MAN WITH A MISSION(マンウィズ)バンド名の由来


まずは、誰もが気になるバンド名の由来から見ていきます。
「MAN WITH A MISSION(マンウィズ)」とは、直訳すると「使命を持った男」という意味。
この名前には、単なるカッコよさだけではなく、彼らの音楽活動に対する強い意志とコンセプトが込められています。
バンドとして「音楽で世界の何かを変えたい」という使命感を持ち、その目標のもと活動するという思いが、この名前の根底に流れているのです。
さらに、マンウィズのバンド名は、アメリカのパンク・ロックバンド「BAD RELIGION(バッド・レリジョン)」の楽曲『Man With A Mission』にちなんで名付けられました。
この曲はBAD RELIGIONのアルバム「Recipe For Hate」に収録されており、そのジャケットには“狼の頭を持つ人間”が描かれています。
まさにマンウィズのビジュアルイメージと重なる部分があり、ここから強くインスピレーションを受けたと言われています!
この名前を選んだ理由には、ただ海外のバンドへのリスペクトだけではなく、自分たちの音楽を通じて何かを変えたい、伝えたいという強い気持ちが反映されています。
単なるロックバンドとしての存在ではなく、社会や世界にメッセージを発信する使命を帯びた存在――それがMAN WITH A MISSIONという名前に込められた思いなのです。



バンド名ひとつを取っても、彼らの信念とストーリーがしっかりと感じられるのは、ファンにとっても魅力的なポイントと言えそう!
MAN WITH A MISSION(マンウィズ)結成秘話


マンウィズの結成は2010年。
当時、日本のロックシーンには多くのバンドがひしめいていましたが、狼のマスクを被ったビジュアル系ミクスチャーロックバンドなんて前代未聞。
そんな異色の存在が誕生した背景には、前身バンド「Grantz」の解散が大きく関わっていました。
Grantzはインディーズシーンで活動していたロックバンドで、その解散をきっかけに、新たなコンセプトで音楽活動を再スタートさせたのがMAN WITH A MISSIONです。
バンドの最大の特徴である「頭が狼、体は人間」というビジュアルは、ただの奇抜な演出ではありません。
そこには“使命を持って音楽で世界を変える”という物語が組み込まれており、公式のフィクション設定も用意されています。
それによれば、天才科学者ジミー・ヘンドリックスによるマッドサイエンスの実験によって生み出された5匹の人狼たちが、南極の氷河に封印されていたものの、2010年になって復活し、音楽で世界を変える使命を果たすために活動を開始したのだとか!
このストーリーがまたユニークで、ファンの間でも語り継がれる要素となっています。


結成当初はライブハウスを中心に活動し、現場主義でファンを獲得。
独自の世界観と高い音楽性が徐々に評価され、話題に。
2013年には人気バラエティ「人狼~嘘つきは誰だ?~」のテーマソングに起用された「Emotions」がヒットし、ちょうどその頃から日本での人狼ブームと相まって、マンウィズの人気も急上昇しました。
現在では国内外の大型フェスやアリーナツアーにも出演し、音楽性もロックにとどまらず、エレクトロやヒップホップ、ダンスミュージックまで幅広く取り入れるスタイルへと進化。



インディーズ時代から変わらぬ世界観を保ちながらも、よりスケールの大きな展開を見せるバンドへと成長しています。
MAN WITH A MISSION(マンウィズ)メンバーが出会ったきっかけや結成エピソード


マンウィズのメンバーは、Tokyo Tanaka、Jean-Ken Johnny、Kamikaze Boy、DJ Santa Monica、Spear Ribの5人ですが、彼らがどんなきっかけで出会い、バンドを結成するに至ったのか、公式にはあまり詳しく語られていません。
というのも、マンウィズの世界観は徹底したフィクション設定のもと成り立っており、年齢や国籍なども一切非公開。
そのため、正体も素性も謎に包まれているのが大きな魅力のひとつです。
ただ、フィクション上の“結成エピソード”としては、天才科学者ジミー・ヘンドリックスによって生み出された5匹の狼生命体が、南極の氷河に閉じ込められていたものの、世界中の音楽を聴いて目覚め、自らの使命に目覚めて活動を開始した――という設定が存在します。
これがまたファンの想像力をかき立てる要素となり、ライブのMCや公式のインタビューでもこのストーリーが度々語られています。
一方で、実際のバンドとしての成り立ちを辿ると、前身バンド「Grantz」時代からのつながりが強いと言われています。
Grantzで活動していたメンバーが、より大きなスケールと新たなビジュアルコンセプトで再スタートしたのがマンウィズ。
ボーカルの声質や演奏スタイルが似ていることから、ファンの間では「ほぼGrantzのメンバー」と認識されてきました。
マンウィズとしての初ライブは、2010年3月7日、渋谷eggmanで開催。
このライブがきっかけで、“狼のロックバンド”として注目を集めるようになり、口コミで一気に人気が広がっていきました。
その後、彼らの音楽性の高さとライブパフォーマンス、そして独自の世界観が支持され、徐々にシーンの中で存在感を確立。



結成からわずか数年で大型フェスの常連バンドとなるなど、驚異的なスピードでの成長を遂げました。
MAN WITH A MISSION(マンウィズ)の始まりから分かる魅力!
「MAN WITH A MISSIONって、想像以上に設定がしっかりしてて面白い!」というのが一番の印象でした。
単なるビジュアル系とか覆面バンドだと思ってたんですが、BAD RELIGIONの『Man With A Mission』が由来だったり、南極で氷漬けにされてた人狼っていうストーリーまで緻密に作り込んでるのがいい意味で予想を裏切ってきた感じ。
しかも、Grantzっていう前身バンドがあったとか、そのメンバーが再スタートするためにこのコンセプトを作った背景も「音楽で世界を変えたい」っていう想いがちゃんと通ってて、単なるネタバンドじゃなくて、音楽性もストーリー性も両立してるのがすごいなと!
あと個人的に面白かったのは、人狼ブームにうまく乗っかったタイミングと、「Emotions」のヒットが完全に重なってたところ。
偶然か計算か分からないけど、あの時代の空気感とマンウィズの世界観がうまくハマったのは、きっと運も実力のうちだったんだろうなと感じました。



まとめると・・「設定ガチ勢」「音楽もちゃんとカッコいい」「ストーリーと現実の境界をうまく曖昧にしてて楽しいバンド」って感じで、あらためてファンになる人の気持ちも分かるなと思いました!
まとめ
MAN WITH A MISSION(マンウィズ)は、単なるビジュアルバンドや話題性だけの存在ではなく、その名前の由来からもわかる通り、音楽で何かを変えたいという強い使命感を持ったバンドです。
バンド名はBAD RELIGIONの楽曲『Man With A Mission』にちなんでおり、そこに「使命を持つ者」という意味を込めています。
結成の背景には、前身バンドGrantzの解散があり、新たなコンセプトで再始動したという現実のエピソードと、「天才科学者によって生み出された狼生命体」というフィクション設定の2つのストーリーが同居。
メンバー同士の出会いも公には明かされていないものの、Grantz時代からの仲間である可能性が高く、その絆がマンウィズの強さの源になっていることは間違いありません。
独自の世界観と高い音楽性、そしてブレない信念を武器に、これからもMAN WITH A MISSIONは音楽シーンを駆け抜けていくことでしょう。
その“使命”がどこへ向かうのか、今後の活動にも注目です!
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