本記事では、YOASOBI(ヨアソビ)の結成秘話やデビューのきっかけ、経緯などのエピソードを紹介します!
「小説を音楽にする」という異色のコンセプトであるYOASOBIといえば、デビュー曲である「夜に駆ける」から始まり、第94回選抜高等学校野球大会の入場行進曲「群青」や推しの子OP主題歌となった「アイドル」など世間で話題となる人気曲を数多く生み出しています。
YOASOBIってどうやって結成されたんだろう?
YOASOBI(ヨアソビ)の結成秘話とデビューのきっかけは?
YOASOBIの結成秘話とデビューのきっかけを紹介します。
ソニーのサラリーマンがたった二人で立ち上げたプロジェクト
YOASOBIの結成に欠かせないキーパーソンになったのは、ソニーミュージックのサラリーマンであった屋代陽平さんと山本秀哉さん。
この二人はソニーミュージックの同期入社で二人でYOASOBIを立ち上げたそうです。
デジタル部門の屋代さんが担当していた小説投稿サイト「monogatary.com」(モノガタリードットコム)のグランプリの副賞として、小説を元に曲・MV制作を思いついたそうで、そこからプロジェクトが始まったそうです。
Ayaseが加わり2人から3人のプロジェクトに
楽曲制作者は誰にするかとなった際に、屋代さんはボカロPという音声合成ソフトで楽曲を制作する音楽家が好きで、Ayaseさんの作曲した「ラストリゾート」を聞いて声をかけたそうです。
平成最終日、新曲投稿しました。
— Ayase (@Ayase_0404) April 30, 2019
よろしくお願い致します。
ラストリゾート / 初音ミク
今回は佐々米さん(@SasaG_yd)に絵を描いていただきました。
最高すぎる絵をありがとうございます。
「歩き疲れたところで終わりにしようか」
niconico → https://t.co/6IbSIrTbNW pic.twitter.com/MgBw6CmMG5
連絡をもらったAyaseさんは、ソニーミュージックの人間がインスタのDMで連絡してくると思ってなかったそうです。
やっていたバンドもなくなり、私生活的にも色んなことがあってかなり塞ぎ込んでいるタイミングだったそうですが、「何でもチャレンジしてやるぞ」という気持ちはあったため、胡散臭いなとは思いながらも話を聞いたそうです。
Instagramで投稿した弾き語り動画がきっかけで
その後、小説サイト「monogatary.com」のグランプリとして、星野舞夜さんが選ばれ、小説「タナトスの誘惑」が原作として楽曲制作が始まりました。
Ayaseさんは、試行錯誤を繰り返し30曲以上続け、ようやく、デビュー曲「夜に駆ける」が完成しました。
最後、ボーカルとして加わったのが、ikuraこと幾田りらさんだったそうです。
最初は僕の声の好みいうか、実際に活動されているアーティストさんを引き合いに出したりして、こういう声だったら面白いんじゃないかっていう話はしていたんですけど、
最終的にはそういうのを度外視して選びましたね。
billboard-japan インタビューより引用
とAyaseさんはインタビュー記事で語っていました。
そして、幾田りらさんがInstagramで投稿した、あいみょんさんの「君はロックを聞かない」の弾き語りのカバーを聞いて、直感的に選んだそうです。
君はロックを聴かない – あいみょん
— 幾田 りら (@ikutalilas) February 15, 2019
久しぶりに弾き語り動画🌛
拡散してくれたら嬉しいです☺︎#あいみょん pic.twitter.com/Rf5g6Gp4L7
結成からデビューまでは、わずか2か月
こうして、YOASOBIは、2019年10月1日に結成。その後、結成からわずか1ヶ月後の11月16日に「夜に駆ける」のミュージックビデオを公開しました。
「夜に駆ける」MV1億回再生突破🔥
— YOASOBI (@YOASOBI_staff) October 19, 2020
公開してから11ヶ月、本当にたくさんの方に愛していただき心から感謝しています。
観てくださった一人一人の想いを乗せて、この曲と一緒にYOASOBIもまだまだ駆けていきます。どうかついて来ていただけると嬉しいです。この後一つお知らせも!https://t.co/uA2bKQoZof pic.twitter.com/8ymRWK4mb7
また、さらに一か月後の12月15日に配信リリースという速さでデビューをしました。
こうして、公開から約5か月でYouTubeでの再生回数は1000万回を突破し、2020年10月に1億回再生を突破しました。
YOASOBI(ヨアソビ)の名前の由来
YOASOBIの由来は、「夜遊び」から来ているそうです。
ボーカロイドプロデューサーとして活動するAyaseとシンガーソングライターとして活動する2人が、夜に集まりYOASOBIという名で遊ぶという意味で付けた名前だそうです。
YOASOBI(ヨアソビ)とは?何者?
YOASOBIはコンポーザーのAyase、ボーカルのikuraの二人からなるユニットです。
「小説を音楽にするユニット」として活動しており、先に原作小説があり、そこから音楽に変換していく方法で楽曲制作をしています。
Ayase/コンポーザー
Ayase×R-指定、アニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』オープニングテーマを担当 https://t.co/7Qc86hjI8G pic.twitter.com/Hi0SvUtkzR
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) June 18, 2023
Ayaseさんは、1994年4月4日生まれ、山口県出身です。
2018年12月にVOCALOID楽曲を投稿開始しました。
2019年4月に発表した「ラストリゾート」はYouTube1600万再生突破し、同年11月リリースの初EP「幽霊東京」は即完してしまうほどの人気ぶりです。
自身がボーカルを務める楽曲もリリースする中、ボカロPとしての活動に加え、さまざまなアーティストへの楽曲提供も行っています。
ikura(幾田りら)/ボーカル
映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』
— 幾田 りら (@ikutalilas) November 20, 2023
小山門出役の声を担当させていただきます。
浅野いにお先生による原作を熟読し、門出という人物と精一杯向き合い演じました。
2024年 3/22前章・4/19後章
全国公開です!
どうぞよろしくお願いします!#デデデデ pic.twitter.com/lrY5lzGhQ5
ikuraさんは、2000年9月25日生まれ、東京都出身です。
YOASOBI以外では、シンガーソングライター“幾田りら”として活動し、2021年3月に配信リリースした「Answer」は、東京海上日動あんしん生命「あんしん就業不能保障保険」CMソングに起用されています。
細田守監督映画『竜とそばかすの姫』では、主人公・すずの親友役で初の声優を務めたり、
ドラマ主題歌やCMソングにも起用されるなど、多方面で精力的に活動を続けています。
このように、コンポーザーのAyaseさんとボーカルのikuraさんの二人でYOASOBIというユニットを作り上げています。
まとめ
今回は、YOASOBI(ヨアソビ)の結成秘話やデビューのきっかけなどのエピソードをご紹介しました。
ソニーミュージックの社員2人が始めたプロジェクトに、ボーカロイドプロデューサーのAyaseが加わり、最後にシンガー・ソングライターとして活動していた幾田りらが、加わったことでYOASOBIというユニットが立ち上がり、結成からわずか2か月近くでデビューをしました。
YouTubeでの再生回数が1億回突破する「夜に駆ける」が公開されると、YOASOBIは一気に有名アーティストへと飛躍。
そこからは、世間で話題となる人気曲を数多く生み出し続け、今も新曲を発表し続けています。
今後のYOASOBIにも目が離せません。
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